昨日、不法に日本に入国し問題となっていたカルデロン一家の両親が母国のフィリピンに帰国しました。

この問題。マスコミでは「人道的配慮の欠如」「法整備の欠陥」などと言い、現状の移民問題に対する糾弾を行い続けました。

おなじみの三流コメンテーター達は声を揃えて、
「法治国家と言っても見て見ぬふりするくらいの器量が欲しい」
「警察でもこういう時は、見逃したりしますよ」
「法ばかり優先する頭の堅い役人は駄目だ」
と言って卑下する始末。しかし、ここにまたメディアの質の低さを感じざるを得ません。

法治国家の日本で「かわいそうだから特例を」なんて許されることでしょうか?なんでも法で機械的に罰するのがかわいそう、と言いたいのでしょうがそれが法治国家である所以なのです。これが崩壊すれば、日本の治安は瞬く間に崩れ去ります。法整備が整っているからこそ、法治国家であり先進国の証でもあるのです。法を情で歪められるような国が素晴らしいと謳うマスコミの姿勢は理解に苦しみます。この辺を全く考慮しないマスメディアのマスゴミ具合にはほとほと呆れざるをえません。

そもそもこの移民問題。高齢化社会を迎えた日本においては、年金の問題もありますし働き手不足の問題もあります。特に不正横領が行われていた年金状況はもうボロボロですから、移民の受け入れ体制を推進したいと画策する勢力がいることが考えられます。

それらの勢力がマスコミと結託して移民受け入れキャンペーンが行っていると考えるのが妥当でしょう。つまり、マスコミと一部勢力らによって、カルデロンさんら一家がかわいそうだと叫び続けることで、政治に利用しているというわけです。

私は移民を受け入れることは基本的には反対ではありません。今この状況ですから、それは受け入れざるを得ない状況に来ているのかもしれません。しかし、外国人労働者を何でもかんでも受け入れて、日本人の嫌がる仕事をやらせるといった安易な発想には反対です。それで諸問題が解決すると思えないからです。

欧米ではすでに移民が社会問題化して、一旦受け入れたにも関わらず、強制帰国させています。自分たちの都合で呼び込んでみたけど、犯罪が増える割に効果が上がらないといった理由で強制送還なんてことをすれば、悲劇の外国人を生むだけです。

この移民の問題はもっと慎重に行われるべきであり、マスコミが情に訴えかけて国民を洗脳するようなことはあってはいけない問題なのです。