豊中ではたらく社長のブログ

古びたブログタイトルをそろそろ変更しようと思っている中小企業のおっさんが書いてるブログです

知られざる真実-勾留地にて-

市場原理主義

天木直人氏&植草一秀氏 対談動画

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植草一秀氏のブログで天木直人氏との対談をしたとアナウンスされており、以前より非常に強く興味を持っておりました。いつ発売なのだろうと思っていたところ、昨日の植草氏のブログにてすでに発売されていることを知り、すぐさま拝見させて頂きました。
小泉・竹中経済政策の罪 〜日本経済混迷の真相〜





経済学者 植草一秀氏と元外務省官僚の天木直人氏の60分超にわたる対談動画です。ダウンロードコンテンツですので、購入後すぐに見ることができます。

以下、対談の内容です。
・小泉、竹中政策との関わり
・小泉政策の特徴
・市場原理主義の矛盾
・小泉政権の対米隷属
・りそな銀行の問題について
・米金融資本主義のこれから
・市場資本の拡大と日本資産の暴落
・郵政事業民営化の本質

内容は、かなり濃い対談動画となっておりますので、政治または世界経済に興味のある方はぜひ閲覧して頂ければと思います。個人的には、リーマンブラザーズ破綻とロックフェラーの覇権が関わっているということついてのご説明が心に深く残りました。植草氏によると、リーマンブラザーズは破綻したのではなく、破綻“させた”わけでありますが、このように世界経済までもが特定の人間により自由に操ることができてしまう利権構造が存在することは誠に遺憾であり、断じて許すことはできません。

この裏で起こっているとても恐ろしい事実を私達は知っておくべきなのです。

そして、世界的な金融恐慌からイラク戦争まで。世界や日本で起こっている問題は全て一つの輪に繋がっており、郵政民営化、かんぽの宿問題はその縮図であるということです。特定の権力者の利益の為に様々なものを動かしている側面があり、市場原理主義者達のやってきたことがいかに深い問題であるかがよくわかります。

小泉・竹中経済政策の罪 〜日本経済混迷の真相〜


追記(09.06.04)
第二弾もございます。こちらをご覧ください。
これからの日本に在るべき政治とは

保守という思想について考える

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保守というと、主に「親米保守」のことを指します。間違っても「親日」保守のことではないでしょう。と言いますか、親日保守と名乗るだけで、日本では軍国主義者や戦争好きだという非難を受けます。しかし、このような表面的な認識しかできない状況が日本の病みを表しているような気が致します。

では、親米保守とはいったい何なのだろうか。ウィキペディアによるとこう書かれています。

アメリカ合衆国に好意的で、政治思想としては保守的な立場を指す。日本では一般に、日米同盟(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約)の維持・堅持を是とする保守派のことを指す。本項では、日本における親米保守について述べる。
自由民主党の大半の議員は親米保守の立場を取る。また、野党である民主党にも党内右派の前原誠司らを中心とする勢力がこれに該当する。
自民党全体が極端に親米保守化したのは、戦後から90年代までに隆盛を誇っていた自民党内部のハト派保守・保守左派の保守本流(田中派や宏池会)の勢力が90年以降衰退し、新保守主義と呼ばれる森派(森喜朗、小泉純一郎)が台頭してからである。

これを見る限り、規制緩和や民営化などのアメリカ追従型政治、またはアメリカの国益を優先する政策と親米保守という思想が容易に結びつくことでしょう。

市場原理主義とはその最たるもので、駆け足が一番早い人が物事を全てを決めるようなやり方ですが、それが今の日本ではまかり通っているわけです。「ウィナー テイク オール」勝者が果実を独占するというのが、彼らの大好きな言葉のようです。

経済学者の植草氏も市場原理主義に関してこう指摘されています。
「格差拡大=弱肉強食奨励=市場万能主義」の問題は、この政策から発生した。「障害者自立支援法」、「後期高齢者医療制度」、「生活保護圧縮」、「社会保険料率引き上げ」、「所得税増税」、「医療機関窓口負担増大」など、一般国民に対する社会保障給付が切り込まれる一方で、社会保障負担は激増した。

また、「市場原理主義」に基づく「労働行政の規制緩和」が「非正規雇用者」と「働く貧困層」の激増をもたらした。
(中略)
小泉元首相は「民でできることは民に」のスローガンを掲げた。このスローガンは間違っていないと思う。問題は、具体的に何がターゲットとされたのかだ。「小泉改革」が対象にしたのは、「日本道路公団」、「住宅金融公庫」、「郵政三事業」だった。

この三つの「民営化」には、すべて裏があった。「裏」とは、特定の利害関係者に利益、利権をもたらす「民営化」だったということだ。かけがえのない「道路資産」が将来、特定の「資本」の所有物になる。「郵政三事業民営化」では、郵貯、簡保の350兆円の国民資金を収奪しようとする外国勢力、銀行界が存在した。さらに外国資本は郵政会社が保有する「莫大な一等地不動産」に狙いをつけている。

このような状況下でも「親日保守は軍国主義者だ!」という決めつけは如何なものでしょうか。

仮に、日本とアメリカに共通の脅威となるような存在があれば、それに対抗する為にも、親米保守という思想は成立するのかもしれません。しかし、このようなアメリカの国益を優先し日本の国益を衰退させる政策は本来の「親米保守」のそれとは明らかに違っています。つまり、本当に国家を想うなら、親米保守思想ははどうにも穿っていると言わざるを得ません。

ですが、もう日本はそんなことを言ってられる状況ではおそらくないでしょう。「核武装反対、グローバル化」などという聞こえだけが良い偽善で議論を交わすのではなく、全ての可能性を含めた本質から物事を考えなければいけない時期にあると思います。もちろん私は戦争をしたいなどという考えは一切ありません。平和を心から願う一小市民です。中国、ロシア、北朝鮮、アメリカと言った隣国が核を保持している今、情勢から導き出した最良の結論を出す必要があります。



↑この動画では北朝鮮の核問題についての本質が語られています。北朝鮮を同行するよりも、今日本がどうすべきなのかよく考えるべきではないでしょうか。

市場原理が導入された結果

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市場に委ねる、官から民へ、規制緩和・・・ということが小泉政権発足以降ずっと言われ続けていることですが、これのいったいどこがいけないのかということですが、簡単に言うと、人は競争だけでは生きていけないということです。人はモノでもなく、動物でもない。尊厳を必要とする特殊な生き物なのです。

市場原理主義は、人の愛情や哀れみなどの予測し難い人間の「感情」の部分を取り除き、人は自己の利益のみしか追求しないという前提で合理的的経済に観点をおいてできた思想なのです。でも現実は、人は感情で動きます。例えば自己利益だけを追求する生き物でない点は、弱きものを助ける、従業員を家族のように扱う、などの行動のことです。これは人間だからできることなんですね。動物なら死にかけの同胞がいても、助けたりなんてしませんから。感情というものは、経済学において無視できない存在であって、感情を無視した経済学は無意味同然のものなのです。

では、市場原理主義は実際にどのような歪(ゆが)みをもたらすのか。動物園でわかりやすく例えてみますね。

動物園にはいろんな動物がいます。でも柵や塀などで囲まれていて、他種の動物とは隔離されていますので野生のような競争は生まれていません。では、この柵や塀を取っ払うとどういうことになると思いますか?実は、市場に委ねる、官から民へ、規制緩和・・・とはこの柵や塀を取っ払うことを意味しています。

柵を取り払うとどうなるのかは周知の通り、強きものが生き残り、弱きものは食べられてしまいます。シマウマや羊などの草食動物は、みんな逃げ場を失いライオンに食べられてしまうでしょう。それも容赦なく徹底的に。

でも、木が登れないライオンはサルを食べられないし、泳げないライオンはサメを食べられない。そういうこともありますよね。でもライオンは食べたいのです。じゃあ、どうするか。ライオンは動物園の園長に向かってこう言います。

「おい、どうなっているんだ!サルもサメも食べられないじゃないか!木の上に登ったり、水槽の中にいたり、あいつらは俺と違ってズルイことをしている、これは平等な競争ではない。今すぐ木を排除し、水槽を破壊せよ!」

あまりにも傲慢だと思われたかもしれません。しかし、この物語に出てくるライオンは、傲慢というよりは、「自分と違うものは全部間違い」に見えてしまうようなのです。だから悲しいことですが、“彼ら”は自分と違った生き方、文化を否定するしかできないようなのです。

もちろん、こんな無茶苦茶なことがまかり通るわけがありません。誰が自分の大切な動物達を、競争という名の死に追いやろうとするでしょうか。と思ったのも束の間、動物園の園長は木を全て撤去し、水槽を破壊しました。よって、サルもサメも全てライオンに食べられてしました。

強きものが勝つ、それが市場原理主義なのです(また、ここに出てくるライオンは、どうも自分に有利に働く条件でないと納得がいかないようです)。で、今、なぜ動物園の園長がそんな暴挙に出たのか?と思った人もいるかもしれません。が、感の良い方ならお察しの通り、園長はライオンの子分なのです。だから、自分の大切な動物達であるにも関わらず、簡単に犠牲にすることができるのです。園長もライオンに色々と便宜を図ってもらっているんでしょうね。


だいたいこんな感じです。規制緩和と謳いつつも、柵や水槽を破壊しライオンが誘致に動きやすい状況になっていることに私達はもっと危機感を抱かなければいけません。


喜八ログさんで紹介されていたのですが、以下対談がわかりやすい情報だったのでリンクさせて頂きます。
●堤未果さん×森永卓郎さん対談


世界を崩壊させるシステム

市場原理主義とは、全てを市場に委ねることで繁栄と幸福をもたらすという思想的立場のことです。しかし、この“全てを市場”に委ねたことで、格差を生み、世界的に市場が崩壊しています。

また日本では小泉政権下で竹中平蔵氏が中心となり、国有財産を民営化し(郵政・特殊法人・他かんぽの宿等)、規制を緩和し、緊縮財政を敷き、格差を助長し、外資本の流入推進によって恐慌のしわ寄せを呼び込み、日本人はこれらの悪政によって多大な被害を被りました。現在は度重なる不況によって勢いを失っていると言われている市場原理主義者達ですが、今でも竹中氏は『改革は間違っていなかった。改革を途中でやめたことが間違い』と述べています。どうやらこの方はまだ日本の富を外国へ移転し足りないようです。

私たち日本人はこのような者を権力者にしてはいけないのです。2001年の郵政選挙の時のように踊らされないようにするためにも、このことを一人でも多くの人が知るべきであると考えます。


追記
市場原理主義の弊害につきましては以下サイトを併せてご覧になるとわかりやすいです。
市場原理主義者の詭弁−NHKスペシャルから−
市場原理主義者に丸投げの失敗
プロフィール

ブログへのご訪問ありがとうございます。イブネと申します。大阪で小さな会社を切り盛りしています。趣味は政治哲学です。

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