このエントリーをはてなブックマークに追加
まずは
ランキングのクリックをお願い致します。



これはいったいなんなのでしょうか。



鳩山大臣(総務相)って人気上がったんですか?初耳です。(笑)

かんぽの宿の問題は、現在も国会でほぼ日常的に議論されているのですが、気持ちが良いくらいにマスコミでは黙殺されているので、鳩山氏の人気が高まっているなんて考えもしなかったのですが。


さて、この動画はポリシーウォッチと言って、竹中氏が市場原理主義者ばかりを集めて運営している動画サイトなのですが、これがまたヒドイのです。どう酷いのかというと、本質に触れず(反論せず)、ひたすら既得権益層が改革を邪魔していると叫んでいるのです。郵政民営化の深い闇の部分に全く触れない点では説得力に欠けますし、これで説明を果たしているとも思えません。

嘉悦大学学長 加藤寛氏が仰るには、
「鳩山さんは個人もよくないです。もう人間的に品格0ですね。そんな人が風格の無い人が大臣やってるなんておかしいんです。総理が品格ないんですから、それはしょうがありません。」
「彼は郵政民営化が何かが全くわかってないんです。国が貯めこんでいるとお金を無駄に使われて役に立たない。かんぽの宿毎年毎年50億円の赤字が出て、経済が苦しくなるだけで国民にとってなんのぷらすもありません。」
「東京の中央郵便局が場所が非常にいいとこにあるということで重要文化財だと言ってますけども、あれは重要文化財の資格も持ってない。私達が見たってローマには匹敵できないと。ローマの重要文化財が出たかのように叫んでいるということは、あの人がいかに芸術的センスがないということが明らかです。そういうバカなやつがやってるんですから、国民から見たらバカな奴が政治をやっているとしか思わないといけない」
「国民はすぐあーやってとめた人が出てくると、鳩山人気が高まりますが、これは人気が高まっているんじゃなくて、あの人が政治生命を失うことが明らかになってきたということを意味しているにすぎないと思います。」


かんぽの宿問題は、鳩山総務相の反論をきっかけにしてマスコミで報道されるようになりました。
【かんぽの宿譲渡問題】鳩山総務相が「竹中論文」に猛反論
しかし、かんぽの宿問題はこの後あたりから、マスコミの報道から消えることとなりました。

これはおそらく、政権を維持したい麻生政権、郵政の資産を全て売り払い利益を確定したい竹中側の利害が一致しているというところで、お互い攻撃し合うのはやめようという裏協定があったかに思われました。

しかし、この後も野党議員による郵政関係者告発によって、消えかかった火を消さない努力が行われました。
野党チーム、西川日本郵政社長を告発へ

これを受けて、鳩山総務相も立場上、逃げるに逃げられないところに立たされているのでしょう。かんぽの宿の問題を追及する姿勢を示しています。

これに怒った竹中氏の反応が、ポリシーウォッチに表れているというわけです。「怒るというより笑っちゃうくらい、あきれます」ね。

動画の内容を見ても、本質には触れておらず、ただただ既得権益層が利権を守りたいだけだという主張は苦しいものがあります。人間的に品格が0だとか、どこを見ていっているのでしょうか?漢字が読めないからでしょうか(あれは麻生叩きに使われたネタに過ぎませんが)。

かんぽの宿が赤字という点についても、福祉の観点で建てられた建造物に黒字化が必要なのでしょうか?違いますね。郵政公社の経営に関しても税金の投入はされておらず、実に健全な経営体制だったと言います。この健全な経営体制と莫大な国家資産340兆円が欲しかったからここまで必死なのでしょうか。

中央郵便局が重要文化財に合わない理由を頑張って主張されているようですが、何のソースも明示せず感情論で攻撃している姿は子供のけんかにしか見えません。そもそもローマの建造物と中央郵便局を比べるということ自体、文化の違いを踏まえると無理がありますしね。

もう、怒るというより笑っちゃうくらいあきれるんですよね。



このエントリーをはてなブックマークに追加